あなたは、AutoCAD LTの機能の内で何%位を使いこなしていますか?
多くの方が、おそらく20~30%程度ではないでしょうか。
もったいないですね。
少しずつ勉強して、ヘビーユーザ(パワーユーザ)を目指しましょう。
まずはどのような世界が広がるかについて、少し例をあげて説明してみましょう。
◆ メニューのカスタマイズ
リボンやツールバーを、自身の使い易いグループ・配置に設定します。
フライアウトを組み込むことで使い易さと共に広い作図領域を確保します。
プルダウンメニューに独自のメニューを追加することも出来ます。
◆ イメージタイルメニューを利用する
イメージタイルメニューを使うと、非常に多くのブロックを、グループ毎にスライド一覧から選択・挿入できるようになります。
一覧表示されるスライドで図柄を確認できることは非常に便利です。
◆ ポップアップメニューを利用する
例えば、鉄骨鋼材の挿入などに、サイズのリストをポップアップメニューに組んで選択します。
多数の要素の中から選択する場合には、ポップアップメニューが便利です。
◆ キーボード・マウスのカスタマイズ
コマンドエイリアスやショートカットキーを設定して素早く必要な機能が呼び出せるようにします。
マウスの右クリックをユーザの使いやすさに合わせてカスタマイズします。
◆ コマンドマクロの定義
DIESEL式によるコマンドマクロを作成して、本来複数の手順が必要な操作を一括でこなせるようにします。
AutoCAD LTは汎用CADです。
ユーザ各自の職種や仕事内容に合わせたカスタマイズは、作業効率を大幅にアップさせることでしょう。
ヘビーユーザになるということは、汎用CADであるAutoCAD LTを パーソナルCADに仕立てるということなのです。
ヘビーユーザに向けて最初の一歩を踏み出しましょう。
この講座は、AutoCAD LT または DWG互換CAD をパーソナルCADに仕立てようとするものです。
この講座では以下のバージョンのCADを対象としていますが、他のバージョン、DWG互換CADに応用することが出来ます。
AutoCAD LT 2014
IJCAD(LT) 2013
BricsCAD v13
作成するメニューの名前を MyTool.cuix または
MyTool.cui とします。
それぞれのCADのメインメニューに対して、MyToolをサブメニューとして読み込んで使用するものとします。
使用しているCADがバージョンアップとなった場合でも、独立のメニューとして組み込むことができるようにするためです。
では、次はメニューを作成する為の準備に入りましょう。
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