再度「部分カスタマイズ ファイル」の「MYTOOL」の「ツールバー」を右クリックし、「新規ツールバー」をクリック実行します。
ツールバーの名前を「線分系」とし、右側の「プロパティ」欄で「既定の表示」を「ワークスペースに追加しない」とし、「エイリアス」行の右端のボタンをクリックして表示される「エイリアス」ダイアログボックスで「TB_MT_LINES」と入力します。
新たなツールバー「線分系」をコピーし、その上部の「MyTool」に貼付けてフライアウトとします。
新たにできた 「MyTool」 > 「線分系」をクリックし、「プロパティ」の小さいイメージ欄に dline.bmp と、大きいイメージ欄に dline_32.bmp と入力します。
(.bmpファイルの検索可が条件)
左下の「コマンド」欄の「振分線分 MYTOOL」をクリックし、右側の「プロパティ」で小さいイメージ欄に dline.bmp と、大きいイメージ欄に dline_32.bmp と入力します。
左下の「コマンド」欄の「振分線分 MYTOOL」をコピーし、「MYTOOL」 > 「ツールバー」 > 「設定」欄に貼付けます。
同様に「コマンド一覧」から下記のコマンドをクリックし、「小さいイメージ」と「大きいイメージ」欄にビットマップファイル名を記述します。更に同コマンドをコピーし、「ツールバー」 > 「線分系」欄に貼付けます。
コマンド名 | 小さいイメージ | 大きいイメージ |
中間点通過線分 | centerln.bmp | centerln_32.bmp |
矢印線分 | addarrow.bmp | addarrow_32.bmp |
以上の例題に倣って、これまでに作成してきたコマンドをツールバーにフライアウト化して組み込んでゆきましょう。 「部分カスタマイズ ファイル」の「MYTOOL」の「ツールバー」を右クリックし、「新規ツールバー」をクリック実行することから始めます。 ツールバーの名前はそれぞれ「寸法記入」、「ブロック挿入」、「鉄骨鋼材」とします。
各ツールバー用のコマンドは以前のレッスンで定義されており、それぞれのコマンドをコピーし対応するツールバーに貼付けることになります。
その際、それぞれのコマンドについて、「プロパティ」で「小さいイメージ」と「大きいイメージ」にビットマップファイルを指定し忘れないでください。
更に、各ツールバーをコピーし、その上部の「MyTool」に貼付けてフライアウトとします。
「部分カスタマイズ ファイル」 > 「MYTOOL」 > 「ツールバー」 > 「MyTool」に、5つのフライアウトが組み込まれたことが理解できるでしょう。
ここで、左上の「ワークスペース」の「製図と注釈 既定」および「AutoCAD LT クラシック」それぞれについて、右上「ワークスペースの内容」の「ツールバー」欄を整理しましょう。
「AutoCAD LT クラシック」の「ツールバー」にある「MyTool(グループ:MYTOOL)」は残すのですが、それ以外の「○○○(グループ:MYTOOL)」を削除します。
一旦、カスタマイズを保存しましょう。
まず、[適用]ボタンをクリックし、カスタマイズ実行を待ちます。
引き続き、[OK]ボタンをクリックし、ダイアログボックスを閉じます。
AutoCAD LTのインターフェース(作図画面)に、「MyTool」ツールバーが表示されます。
ツールバーエリアの好みの位置に固定させると良いでしょう。
「MyTool」ツールバーに5つのフライアウトが組み込まれており、それぞれのフライアクトからアイコンをクリックしてコマンドが実行できることを確認してみてください。
ツールバーの一例として、弊社が同様の手法で開発したツールのCustomARCH LT のツールバーの画面です。
設定、線分系、柱・軸組材、鉄骨鋼材、サッシ・建具、ブロック挿入、各種記号、ハッチ、文字記入、寸法記入のフライアウトがあり、それぞれのフライアウトに多数のアイコン(コマンド)を組み込んでいます。
AutoCAD LTでもこのようなツールバーを作成することができます。
それぞれのユーザが、各自の作業にとって便利になるツールバーを作成し、活用されることを願っています。
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次回更新は1週間お休みを頂き、 10月18日(金)を予定しています。
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メニューカスタマイズのノウハウを駆使して開発した「AutoCAD LT」 対応の建築・設備設計支援ツール『CustomARCH LT』がAutoCAD LT 2014に対応致しました。
製品詳細については下記でご紹介しています。
CustomARCH LT 建築
CustomARCH LT 電気設備
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