2013年10月18日金曜日

AutoCAD LT リボンのカスタマイズ(1)

今回からは、リボンのカスタマイズについて解説してゆきます。

リボンはツールバーと同様に、アイコンの図柄によりコマンドを選択するものであり、アイコンの画像データ(ビットマップファイル)が必要となります。

ビットマップファイルは各自で作成していただくことになります。  ここでは、MyToolという名前のリボンを作成し、今までに作成したコマンドを貼り付けて、アイコンから実行できるようにしてゆきます。

カスタマイズダイアログ左上「すべてのカスタマイズファイル」領域の「MYTOOL」>「リボン」から「タブ」を右クリックし、「タブを新規作成」をクリック実行します。

新たにできたタブの名前を「MyTool」とします。

右側の「プロパティ」領域の「既定の表示」欄を「ワークスペースに追加しない」としましょう。
これは、今後作られるワークスペースも含め、ワークスペースへ自動的に組込まれなくするためのものです。

CaLT_Rbn1_1  CaLT_Rbn1_2
 次に、左上の「MYTOOL」 > 「リボン」から「パネル」を右クリックし、「リボンを新規作成」をクリック実行します。
新たにできたリボンの名前を「MyTool_設定」とし、右側の「プロパティ」で「表示テキスト」欄を「設定」とします。

CaLT_Rbn2_1  CaLT_Rbn2_2
ここでのパネルの構成は、それぞれの行を小アイコンで小-文字の横付きとし、縦3列に並べる仕様とします。
その他にパネルの構成は、大アイコンで大-文字の縦書きでドロップダウン仕様などがありますが、そのなかのひとつの仕様でパネルを作成するものです。

左上の「MYTOOL」 > 「リボン」 > 「パネル」から「MyTool_設定」を右クリックし、「サブパネルを新規作成」をクリック実行します。

CaLT_Rbn3_1  CaLT_Rbn3_2
左下の「すべてのコマンド」欄に、この講座で今までに作成したコマンドが追加されています。

「すべてのコマンド」欄から「用紙・縮尺設定」を、左上「すべてのカスタマイズファイル」欄の
「MYTOOL」 > 「リボン」 > 「パネル」 > 「MyTool_設定」 > 「行1」 > 「サブパネル1」下の無設定の「行」にドラッグ&ドロップで複写します。
(移動ではなく複写にしなければなりません)
因みに、複写のドラッグ&ドロップは、[Ctrl]の同時押しが一般設定です。

CaLT_Rbn3_3

「サブメニュー1」 > 「用紙・縮尺設定」をクリックし、右側「プロパティ」の「ボタンスタイル」欄を「小-文字付き」とします。

次に、左上の「MYTOOL」 > 「リボン」 > 「パネル」 > 「MyTool_設定」 > 「行1」から「サブパネル1」を右クリックし、「行を新規作成」をクリック実行します。  CaLT_Rbn3_4

左下の「すべてのコマンド」欄から「図面範囲設定」を、左上「すべてのカスタマイズファイル」欄の「MYTOOL」 > 「リボン」 > 「パネル」 > 「MyTool_設定」 > 「行1」 > 「サブパネル1」下の新たにできた無設定の「行」にドラッグ&ドロップで複写します。

CaLT_Rbn3_5

「サブメニュー1」 > 「図面範囲設定」をクリックし、右側「プロパティ」の「ボタンスタイル」欄を「小-文字付き」とします。
同様に、「サブメニュー1」に新たな行を作成し、「すべてのコマンド」欄から「スナップ角度」をドラッグ&ドロップで複写します。

CaLT_Rbn3_6

「サブメニュー1」 > 「スナップ角度」をクリックし、右側「プロパティ」の「ボタンスタイル」欄を「小-文字付き」とします。

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ここで、一旦、カスタマイズを保存しましょう。
まず、[適用]ボタンをクリックし、カスタマイズ実行を待ちます。
引き続き、[OK]ボタンをクリックし、ダイアログボックスを閉じます。


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次回も引き続きリボンのカスタマイズを進めて行きます。
次回更新は10月25日(金)を予定しています。

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